});

脱、共働き!仕事と子育ての両立なんて私には無理!

時間やお金に縛られず、家族で一緒に自由に過ごせる日々を目指して、奮闘する母ちゃんブログ

初産の陣痛体験談。出産って想像以上だった2

今回。出産体験談なので生々しい表現や痛々しい場面、また汚い言葉を使う場面があります(>_<)苦手な方は読まないことをお勧めします。

 

前回、24日から陣痛が始まり、26日の48時間の耐久レースを過ぎてもなお子宮が5センチしか開かなく心が折れました(;∀;)

 

www.yuzuka83.com

 

5センチでもう、骨盤が引き裂かれそうな痛みなのに

これ以上何に耐えろと!?

 

あと何時間この逃げられない痛みを耐えなければいけないのだろうか

そして、これ以上の苦しみが待っているのかと

絶望で終わりが見えなくなった。

 

 

その時、今までパソコンをしていた旦那さんがおもむろにスマホを出して、音楽を流し始めました(◎_◎;)

そして、私の腰の服を捲るとお尻の割れ目から指を3本当てて3本目の場所に親指を強く押している

 

旦那さんは熱心に押しながら「ジリョウって言って痛みが減るんだって」

へ、へえー(゚Д゚;)そうなんだ、知らなかった

 

そのあともペンを出しては陣痛を和らげるツボにバツで目印をつけては思い切り押していった

そして、私が陣痛が来るタイミングを見計らっては「はい、息を吐いて~リラーックス。ゆっくり~。はい、だら~っとしてー力抜いてー」と声を掛けてくれました。

 

最初は痛みで頭いっぱいの陣痛も旦那さんがサポートを始めてから、痛くない!

 

いや、マジで

 

大きな波が来たときは痛みを堪えるのだけれど、声を出すことが無くなって

なにより、今まで長く続いていた骨盤の痛みが無くなっていたのです!Σ(゚д゚)

 

今まで、2日間まともに寝られなかった眠気がどっと押し寄せてきて思わずうとうと・・・_( _´ω`)_

 

 

気が付いたら看護師さんが声を掛けてくれて、どうやら子宮の様子を見に来てくれたそう。時間はもう22時を超えていました。

 

看護師さんが子宮に指をいれてぐりぐり中を確かめる

 

「あれ!子宮が7.8センチぐらい開いてますよー!」

 

 

えーーーーー!!!!(゚Д゚;)まさか!そんなに開いたの!?

どうやら、リラックス出来たのが効果絶大だったよう

 

あんな、1センチ開くのも数時間用していたのにこんなにもあっさり開くなんて(*_*;

 

 

すぐに分娩室横のベットにまで案内されて、そこからさらに10センチになるまで耐える!

 

だけど、この旦那さんの力を持ってすればいける!

峠を越えられそうだ!

 

お母さんも「陣痛が一番辛いだけだから!出産はすぐだよ!」と元気づけてくれた(*´▽`*)

 

 

旦那さんが、なおも私の体をさすり声を掛けてくれる。

おかげで痛みも叫ぶほどもなく、私は一心に深い呼吸に集中出来ました(*^▽^*)

 

こんな、一生懸命いきみ逃しを的確に、楽になるようにしかも深夜の1時まで付き合ってくれるなんて・・・(´;ω;`)惚れるやろー!!ありがとー!!

 

 

旦那さんがあんな5センチ子宮が開いただけでわあわあ言っていた私をこんなに静かになるよう手なずける様子を見て、看護師さんが「同業者の方ですか?」と聞いてきた。

 

いえ、民間人です。

 

 

そのあと、子宮を見てもらうといよいよ10センチ!あっという間に10センチ!!

念願の10センチー!!!!!!( ;∀;)耐えたー!!!24日から耐えきったー!!

 

ベットから降りてよたよたした体で分娩台に上がる。

 

後はもう、産んで終わり!産んで終わり!

陣痛時から始まって54時間、24時間テレビのマラソン2回分走りきったイモトの気分だった。

 

分娩台に上がり仰向けになる。

看護婦さんにいきむ感じ来る?と聞かれた。

 

・・・え?いきむ感じ?そういえば、分からないなΣ(゚Д゚)

 

『いきみ』が来ないので、分娩台で更に陣痛に耐えるはめに😭

しかも今度は、いきみ逃しではなく、いきむのだ。

 

いきむってなに?分からないよ!!(´;ω;`)

 

 

とにかく深呼吸して腹部に力を入れる、赤子を出すイメージをひたすら繰り返した

看護師さんが子宮をまた、ぐりぐりやって中を確認する。

 

いきむ(?)こと1時間ようやく赤ちゃんが下りてきたようで

看護師さんが先生に連絡を入れてくれた。

 

やったー!終わるー!!

 

 

 

 

先生が駆けつけると「じゃあ、両手で足を掴んで自分に引き寄せて。いきむ感じが来たら思いっきり力入れて!」と言われた。

 

え、あ。台に足を乗せないんだ(´・ω・`)体勢、きついな。

 

だけど、とにかく早く楽になりたいのでそんなことも言ってられない。

陣痛の波に合わせてがむしゃらに力を入れる

 

 

「ダメ!全然力入ってないよ!!」

 

 

怒られるΣ(゚Д゚)

 

 

何度も陣痛が来るたびに下腹部に力を入れるが

「ダメ!」「力が入ってない!」「全然りきめてない!」のスパルタエンドレス。

・・・先生意外と熱血(´▽`)疲労と眠気がピークに達し、先生の声が松岡修造に聞こえてきた。

 

もっと熱くなれよ

熱い血燃やしてけよ!

人間熱くなった時が本当の自分に出会えるんだ!!

だからこそ

もっと熱くなれよおおおおおおおおおおおお!!!

 

 

何度目かの挑戦を超えて、やがて先生が台から離れた。

私はもうろうとする意識の中息を整える。

 

先生は頭をたらし、テーブルに向かい手をついて何かを考えているようだった。

 暫く時間を置いて、カーテンの向こうへ行く

 

 

ゴソゴソと音がする。何か道具を取りに行ってるのかな?

 

布がこすれる音がして、靴を履き替える音が聞こえる

そして、扉を閉めて履き替えた靴の音が遠ざかっていった。

 

 

 

帰った!!?(゚Д゚;)え!?帰ったの?

 

 

私は驚愕の顔で看護師さんに目で合図を送る 

 看護師さんは私を横にして背中を擦り、もう少し頑張って赤ちゃんを下に下ろしてみましょうと宥めた。

 

横を向いた先には旦那さんが手を掴んでくれて「大丈夫!もうすぐ生まれるから!」と私を元気づけてくれた。

 

「もう、無理かもしれない・・・( ;∀;)」55時間にして、初めて吐いた弱音だった。

いや、もう。私妊婦のままでいいかも。

妊婦だと皆優しいし、お腹撫でてちやほやしてくれるし、座席譲ってくれるし・・・。

 

その時、看護師さんが結構下がってきたよ!と声を掛けてくれた。

先生をもう一度呼んで。再開する。

 

 

先生は子宮に指を入れると「うん、結構下がってるね。大丈夫そうだね」と言ってくれた!

 

わ、わあああああ(´;ω;`)あああああああ!

やっと生まれるー!!!というか、終わるー!!!

 

だけど、問題として私には”いきみ”がまだ分からない。

先生に「はい!いきんで!力を入れて!」と言われても思う様にいきめなかった。

 

 

先生が来てから4回目のいきみに挑戦しても赤ちゃんは生まれなかった。

 

「いきむ感じ分かる?」

「えぇ・・・わ、分からないですぅ」

 

もう、返事をするのにも一杯一杯だ

だいたい、いきめと言われてもこっちは初産。そんな感覚分かるわけがない

 

 

 

「う〇こが出る感じ」

 

 

あーー!!!分かるーー!!!

 

 

陣痛が収まっている間に休憩をして体を休ませる。

私はとにかく腹部に全神経を集中させた

 

あ、くる、くるくる!!これだ!この感覚だ!!

 

 

 

「せ、先生!!〇んちが出そうです!!出そうです!!!」

「先生!!!嫁が〇んこが出るそうです!!!!」

 

深夜の3時にう〇こを叫ぶ。28歳と31歳の大人2人。

もう、とにかくがむしゃらだった。羞恥心とか理性とかそんなものは全部吹っ飛んでいた。

 

 

両足を抱える腕に力が入る。

「んんんんんんんん!!!!き、きついー!!!」

だけど、やはり赤ちゃんは出てこない。

 

「ちょ、ちょっと休憩・・・( ;∀;)」

体は悲鳴を上げ、小声で休息を唱えたが

この新しい生命を取り出す大事な瞬間。皆の気迫の声援で私の声はかき消されると同時にその場の空気を読んで「よし、言わなかったことにしよう」と思った。

 

 

先生が見たことも無い、大きな金属の部品を子宮に押し込む。

 

私はもう、この急展開な状況に

ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 

と心の中でひたすら叫んだ。

 

先生は顔色を変えずに見事な手さばきで麻酔を打ってバシン!バシン!バシン!バシン!と会陰切開

 

ちょっと、切りすぎじゃ( ;∀;)と頭の中で思っても。

体は、とにかく!早く!産みたい!楽になりたい!!の一心で

もう、どうにでもなーれ°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°とポジティブになれた。というか諦めた。

 

 

器具を入れた手にぐっと力を入れる。

先生の顔がみるみる真っ赤になって、ああ、いよいよ生まれるんだな。と悟った。

 

「んんんんんんんんんんんん!!!」

全身に力を込め、最後の気力と意地を出し切ると同時にぬるん!とやっと赤ちゃんが出てきた!!!!

 

 

でけぇ!!!(゚Д゚;)

 

自分のお腹から信じられないくらいの人が出てきた!

え??2600gって聞いてたけど、こんなに大きいの?

(実際は3100gでした。)

というか、このサイズが入ってたの??

 

放心状態の私に「わー!!頑張ったー!良くやったー!」と旦那さんが目一杯頭を撫でてくれた。

 

看護師さんが赤ちゃんを受け取り素早く、体を拭いてくれる。

先生は旦那さんに向き直って「じゃあ、今から胎盤出したり、縫ったりするから。今のうちに赤ちゃんの写真撮ってて」と話した。

 

「あ!そうなんですか、分かりました」と話すと同時に私の手を放し。スマホを取り出す旦那さん。

母と一緒に向こうの部屋で「わー!可愛いねー!小さいねー!」ときゃっきゃと言いながら、写真をパシャパシャ撮り始めた。

 

あ、赤子が・・・見えない(゜-゜)

 

腹部を看護師さんにぐいっと押され胎盤を出す。

い、い、痛い!!(◎_◎;)というか、苦しい!!

 

そして、先生が針と糸を持ってバスバスに切り裂かれた会陰を縫ってくれた。

 

 

が、痛い!!痛いぞこれ!!!!

 

「い、いた。いたたたたたたたた」

顔をしかめて耐えるが、な、何回縫うんだこれ!?

 

「あ、あの。あと何か所縫いますかねぇ?」

 

先生は、リズムよく針と糸を動かし

「うーん。分からないんねえ。いっぱいあるからねえ」と言った。

 

 

分からないくらいあるの!?

 

 

やっと、縫合が終わり。

看護師さんが赤ちゃんを抱えて見せてくれた

生まれるのに疲れてすやすやと眠る我が子だった

 

わあ、凄い人が生まれた(゚Д゚;)と驚いた。

 

 

ながーーーーーーーーい人生を陣痛に捧げてきたかと思うくらい痛かったし

分娩台に上がってやっと終わると思っても、いきみが分からなくて終わらないし

生まれても、胎盤出したり縫合したりで痛いし(´;ω;`)

 

一時は、もう生まれなくてもいいかな。と思ったけど。

 

 

出産を終えて、我が子を見ると。

あら、2人目もいけるわ。と不思議と思えましたヾ(*´∀`*)ノ

 

 

私の場合は長い出産体験談となりましたが

この記事を読んで。出産した方は「あるあるー」って感じで笑ってもらえて

これからの人は「へー。そうなんだー」ってぐらいの気持ちで受け止める材料になればと思います(*^▽^*)

 

こんな私でも、出産してもまた子供欲しいなと思えるくらいなので。

あまり、恐れず。自然の流れに任せてみるのもいいかなと思います。

 

そして、世の中のお母さんありがとう!!!(;∀;)

 

『結論』

・出産に向けて沢山運動しよう!

・自分のお母さんに感謝しよう!